世界の回り方
お昼休み。
今頃は忙しく働いてるんだろうなぁ。
いい歳して、実はよく泣くんだよ。
本読んでも、ドラマ見ても音楽聴いても。
仕事終わらなくて泣く、それがまた情けなくて泣く。
んで、なんとか終わって大量に発送したあと、
どっと安心するのと、自分こんなに消耗してまでなにやってるんだろ、
って虚脱感で少し泣く。
賢者タイムってこんな感じ?と長男に聞いて、
心底あきれましたという目で見られる。
だから愛しい人よ、いつか急に泣いてしまったとしても、
ああいつものことなのね、と理解してほしい。
会いたくて、寂しくて泣く。
大好きな人がいると、世界は不在を中心に回り始める。
それ自体は構わないんだ、会えなくてもぜーんぜん平気、なんて相手と
ずっと一緒にいたいなんて思わないもの。
ただ、不在の隙間に悲しい想像が忍び込んでくるのは、
きっと大切なことを蝕んでしまうんだろうなぁ。
うちに時々来る宗教のおばさんなら、
それはサタンの声ですよ!って言うんだろうなぁ。
自分、一生信仰を持つことはないだろうけど、
宗教の人のお話聞くのはわりと嫌じゃない、話は違うけど。
そんなとき、大好きな人も同じように不在を感じていてくれるということが、
私の知ってる唯一の解毒剤なんだよ。
だから、日曜日が嫌いなあなたが好き。
週七でハッピーでいてほしいけど。
矛盾してるけど、大切なことは矛盾してて全然いいと思ってる。